ベトナムに行くといつも、ホテルの朝食はコーヒーとベトナムヨーグルトとフルーツだけ(それだけ食べてりゃ立派に1食ですかね・・)ですませ、朝ごはんに何を食べるかから始まる本日の食に関する作戦会議をしています。
で、今日の作戦は、午前中新しいタイプのバインミーを食べに行き、午後はお友だちに紹介してもらったバゲットの工場見学、夜はちょっと離れた夜だけ営業のバインミーのお店に行くことに。
まずは新しいタイプのお店に。
まずは最近ドンコイ通りに支店ができた「パタシュー」で黒パンのバインミーをお持ち帰り。
「パタシュー」は昔からハイバーチュン通りにある、お菓子もおいしいフランスパン屋さんです。
こちらの支店はカフェもあって、そこで食べることもできます。
入れてくれる紙袋も可愛いです。
しっかり黒パンにチキンと野菜。味つけはシンプルにマヨネーズのみ。
こちらはミニミニフランスパンのバインミー。長さは15cmくらい。もっちりふわふわです。
ツナがはさんであります。
お次はこれぞまさしくファストフードバインミーの店、という感じの「バミゾン」に出かけました。
「こちらでお召し上がりですか」てな具合に聞かれるので写真のメニューから選んで注文。
ドリンク類もあるし、なんとチェー(ベトナムのぜんざい)も食べられます。
道ばたのお店ではなかなか注文できないし、その場で食べられないし・・という方にはこういうお店は便利かもしれません。
「Banh Mi バインミー」は、そのうしろに、はさむ具材の名前をつけて呼ぶのが一般的です。
例えば、パテをはさんだものを「Banh Mi Pate バインミー・パテ」、卵焼きをはさんだものは「BanhMi Trung(卵)バインミー・チュン」というように呼びます。
「Banh Mi Thit バインミー・ティット」を注文しました。
注文してから女の子がはさんでくれるので嬉しい。マーガリン、レバーパテたっぷり、チャーシューやベトナムハム、なますときゅうりをはさんだところで一度温めてくれます。
パクチーと白髪ネギをトッピング、シーズニングソースをふりかけて出来上がり。
フランスパンは大小2種類あって、ちょっと黄色がかった甘めのパンです。
皮は薄めで中はふかふかでした。
「Thit ティット」はベトナム語で「肉」のことなので、ハムをはさんだり肉を焼いたものをはさんだりしたものをこう呼びますが、フランスパンのサンドイッチのことを総称で「Banh Mi Thit バインミー・ティット」と言ったりもします。
お店の看板にも「Banh Mi Thit Viet Nam」「Vietnamese Baguettes」と書いてありますね。
カレーやビーフシチュー、ラグーなどもフランスパンと一緒に食べられます。
前回ビーフシチューをいただいたので今日はラグーです。
辛みはなく、トマトベースの給食を思い出させるパンに合うお味。
お豆とかを入れてもおいしそうです。
ちょっと歩いてふわふわパンが人気の「Banh Mi Tuoi バインミー・トゥイ」へ。
お店の中で食べようと思ったのですが、なんと席がいっぱいだったのでお持ち帰りにしました。
こちらがふわふわの、その名も「Banh Mi Tuoi バインミー・トゥイ」。
ハイジの白パンのような食感です。
外から焼いているのも見られます。この状態から200℃で20分焼くとのこと。
「Banh Mi Ca バインミー・カー」魚のバインミーをお持ち帰りにしたら、イワシのトマト煮は別パック、自分ではさむようにしてくれました。
普通は缶詰のイワシのトマト煮をそのままはさんでくれるのですが、このお店のはイワシがでっかくて、一度温めてあるのかな、臭みもありませんでした。タマネギのシャキッとした食感も新鮮。
「Banh Mi Say Cha Bong Thit Heo」豚肉でんぶのラスク。
カリカリでお酒のつまみにピッタリ。
甘いラスクはよく見かけるようになりましたが、しょっぱいラスクはめずらしいですね。
他に、魚のでんぶ、海老のでんぶのラスクもありました。
道ばたの屋台のお店とはまた違ったバインミーが味わえる新しいタイプのお店。
素朴なパンのバインミーももおいしいけれど、
新しいお店の個性が感じられるフランスパンを食べ比べるのも楽しいかもしれませんね。